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【CD】静かな夜のジャズ2:ジャスミン


Jasmine
Keith Jarrett(p) Charlie Haden(b)
1. For All We Know 2. Where Can I Go Without You 3. No Moon At All 4. One Day I'll Fly Away 5. Intro - I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life 6. Body And Soul 7. Goodbye 8. Don't Ever Leave Me
Jasmine - Keith Jarrett & Charlie Haden


k.jpgもう一度静かな夜は訪れた
メロディ・アット・ナイト・ウィズユーなどを聞きながら、毎晩思っていたこと。「こんなアルバムってほかにはもうないのかな?」。チック・コリアやハービー・ハンコックやビル・エバンスのソロピアノを聞いてもそこに答えはなかった。セロニアス・モンクはそうした気持ちに光を差してくれたけど、ほんの少しだけ土臭かった。

答えはもう一度キースがくれた。メロディ・アット・ナイト・ウィズユーから11年。しかも期待を裏切ってダブル・ベースとのデュオという形で。

最初はメロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユーが好きな人は必聴!なんて記事に騙されて聴いたんだけど。
ハマりました。静寂と、優しさをこめて、飾らずに、静かな夜を彩るのにぴったりの音楽。ただ美しく、スタンダード・バラードが響くCD。


k.jpgヴォーカリスト?チャーリー・ヘイデン
ch.jpg チャーリー・ヘイデンはキース・ジャレットより8歳年上のアメリカのベーシスト。共演しているアーティストはキース・ジャレットを始め、ハンコック、コルトレーン、パット・メセニー、オーネット・コールマンなど枚挙に暇がない。2000年にはパット・メセニーとCD『ミズーリの空高く』でグラミー賞を獲得している。
最初はなんとヴォーカリストを目指していたというミュージシャンだ。彼の歌うようなラインも納得出来る。ただ彼はポリオ(脊髄性小児麻痺)に侵され、声帯に被害をこうむり、ピッチ・コントロールに支障をきたした結果ヴォーカリストを断念する。そしてベースを手に取るわけであるが、それでグラミー賞まで行くのだからすごい!一時チャーリのベースは音程が悪いなどという批評が多かったことがあったが、全くそんなことはない。こうした経緯をわかって聴いていても全くそんな疑念はわかない。
ちなみにチャーリーはハンク・ジョーンズともデュオでSteal Away: Spirituals Hymns & Folk SongsCome Sundayといったアルバムを録音しており、ピアニストとのドラムレスのセッションが好きなようだ。



k.jpg2人の30年ぶりの再会、そして自宅のスタジオへ


www.youtube.com/watch?v=YbsrntKkLJ8


この動画では二人のセッションの様子を垣間見ることが出来ます。キースの肉声からもチャーリーとの友情、そこから生まれる愛のあふれる音楽を感じることが出来ます。この動画のRetrouvailles avecというフランス語の題名にもあるとうり、二人は30年ぶりの再開だったのです。そして二人でキースの自宅スタジオに入り、この音楽を奏でました。ジャスミンでは最後に"Don't Ever Leave Me"という名曲が奏でられますが、タイトルからして切なくなってしまいますよね。個人的には"For All We Know"もすごく好き。メロディーが美しく鳴るだけだけでなく、賛美歌みたいに、和音と共にメロディーが弾かれるのが好き。


k.jpgキース・ジャレットの願い

このアルバムはキース・ジャレット自信による詳細なライナー付きです。そこにはチャーリーとは以心伝心のような形で魔法のように共演したと。また、録音はすぐに終わったが、アルバムとして完成させるまでには3年かかったと。そして最後にはこうあります。


Call your wife or husband or lover in late at night and sit down and listen.
奥さんか夫、それか恋人を呼んで。夜遅くに、座って、聞いてください。


それは私たちの願いでもあります。キース・ジャレット、ありがとう。






k.jpg【CD】名盤中の名盤:ザ・ケルン・コンサート
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k.jpg【CD】静かな夜のジャズ:メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー
k.jpg【CD】ピアノトリオのスタンダード:スティル・ライブ
k.jpg【書籍】もっと詳しく:キース・ジャレット インナービューズ―その内なる音楽世界を語る

【CD】ピアノトリオのスタンダード:スティル・ライブ


スティル・ライブ

キース・ジャレット・トリオ Keith Jarrett Trio
キース・ジャレット(p)ゲイリー・ピーコック(b)ジャック・ディジョネット(dr)
Disc1
1. マイ・ファニー・ヴァレンタイン 2. 枯葉 3. 恋におちたとき 4.歌は君
Disc2
1. 降っても晴れても 2. レイト・ラメント 3. あなたと夜と音楽と~エクステンション 4. イントロ~いつか王子様が 5. ビリーズ・バウンス 6. クリフォードの想い出
1986年7月13日、ミュンヘンでのライブ
Recorded Live July,13,1986,At The Philharmonic Hall,In Munich,Germany
Still Live - Keith Jarrett Trio


k.jpgピアノトリオという魔法
ピアノ・トリオとは、現代では通常、ピアニスト、ダブルベースプレーヤー、ドラマーからなるグループのことを指す。ビル・エヴァンスによって完成されたその演奏形態はもっとも基本的かつ、「激戦区」といってもよいような名トリオが咲き誇る百花繚乱のバンド形態である。ピアノトリオはよく1+1+1=10から20などという言い方をする。つまり、この完成された形態でイントロ→テーマ→アドリブ→テーマ→エンディングとスタンダードを演奏していけば(キースはしないけど)、足して3を超える演奏は難しくないとまでいわれるのである。確かに一人で舞台に立って弾くことや、ビッグバンドのようになってリーダーシップが問われるような大きさのバンドの事を考えれば、一番まとまりやすい編成なのかもしれない。しかし、だからこそそのシンプルさの中に人は奇跡を求めるのだ。キース・ジャレットのピアノトリオがいったいどれだけの数値を見せてくれるのか、人や音楽の絆はただの足し算じゃない事を実感させてくれるのか、興味が尽きないのだ。


k.jpgTotal Improvisationからピアノトリオへ
70年代には「ザ・ケルン・コンサート」で空前のソロ・ピアノ・ブームを巻き起こしたキースが80年代にはこのトリオによるスタンダード・ナンバーへの取り組で再び大注目をあびることになる。1つのジャンルで大成功しても、それで飽きる事なく内からの欲求に取り組み、また新しい芸術に向かっていくキースの大芸術家たる側面がよくわかる。しかも大注目されたのは、それまでオリジナルばかりやってきたキース、完全即興やクラシックをやってきたキースが突然ピアノトリオを、しかもスタンダード・ナンバーに取り組むというのだからこれは大注目だったのだ。このアルバムは1986年7月13日、ミュンヘンでのライブ。1985年7月のパリでスタートし、87年10月のアメリカで終わるスタンダーズの長期ツアーの中間にあたる



k.jpg「いつか王子様が」と「枯葉」を聴く

-近日公開コンテンツ-










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